志賀高原は長野県にあたりますが、そのエリアはかなり広大で、とくに県内でも内陸の標高が高い場所に位置しています。そのため冬場になると良質のパウダースノーが一面に降り注ぎ、18か所ものスキー場が開設されてにぎわいを見せます。地理的な要因から雪解けも遅いため、ほかの地域にあるスキー場がすでに閉鎖された春先にも十分な雪量を確保でき、楽しむことができるシーズンがきわめて長いのもこの志賀高原の特徴です。こうした特徴から全国各地から訪れる人も多くなっていますが、内陸とはいっても現地へのアクセスはある程度しやすくなっています。

電車を使う場合は最寄りの長野駅や飯山駅などまでは新幹線や特急列車を乗り継いで来ることができ、駅から先も急行バスが運行しているので便利です。マイカーの場合も上信越自動車道が利用できるほか、インターチェンジから先の一般道もオリンピック道路として整備されており、かつての時代ほどの困難さはなくなっています。あまり手間をかけずに志賀高原までアクセスしたい場合は、旅行代理店などが取り扱うパッケージツアーに参加してしまうのも得策です。この場合はマイカーと同様にバスで移動するパターンが一般的ですが、電車とは違って途中の乗り換えも必要なく、プロのドライバーに道中を任せることができて安心です。

現地のスキー場にはさまざまなコースが用意されており、ベテランを満足させるコースから初心者も楽しめるコースまであります。ほかにもレストランや温泉旅館などの施設も充実し、スキー以外の楽しみを見出すことができるのも魅力です。