スノボーツアーでは、十分に良い体調で出発の日を迎えたのにもかかわらず、途中で具合が悪くなる可能性も考えられます。しかし、そんなときでもスノボーツアーへの参加は、自分自身ではどうしようもない場合を除いて途中でやめるべきではありません。途中でやめたとしても既に支払った代金の払い戻しがおこなわれることはなく、自宅へ帰るまでの間にかかる費用も全額自己負担となるからです。スノボーツアー中に体調が悪化したときの対策は、できるだけ多く用意しておくに越したことはありません。

例えば、出発地と目的地の間を移動するときに起こりうることの一つに乗り物酔いが挙げられますが、これは乗り物にのる少し前に酔い止めの薬を飲んでおくことでかなり軽減されます。しかし、より確実に乗り物の中で体調を崩すのを防ぎたいのであれば、ゆったりした服装で自宅を出るようにしたり、気持ちや姿勢が楽になりやすい座席を選んだり、ネックピローやクッションなどをつかって頭を揺らさないようにしたりと、さまざまな工夫をする必要があるでしょう。また、乗り物酔いの症状はボードに乗って滑ることでも起こる場合があります。これは、滑っているときに想定とは異なる身体の揺れを感じることが原因となって起こります。

スキー場で具合が悪くなったら、適当な場所で身体を休めて体調の回復を待ちましょう。もし、スノボーツアーに旅行会社のスタッフが同行しているのであれば、体調が悪化したときに遠慮せずに彼らに伝えましょう。スタッフが相談に乗ってくれたり、場合によっては近くの病院まで案内してくれます。